今日の一枚 (3/31~4/11)

3/31
The Verve Pipe S/T (1999-3rd)
[Post Grunge (1st wave)]

最初に聴いたときはあまりピンと来なかったのですが、
2回続けて聴いてみると印象がグッと良くなりました。

前作はSpongeにも近いズッシリ感が強めでしたが、
今回はややパワーポップ的な方向へ近づいた感じです。
でもSugarに通じるポップな激しさはより強調されてますし、
うっすらと土の香りがするのも前作から維持されています。
なので、Sugarが好きな人ならかなり気に入るんじゃないですかね。

13th Floor Elevators "The Psychedelic Sounds of The 13th Floor Elevators" (1966-1st)
[Psychedelic Rock]

もともとは60年代サイケデリックロックの
バンドの1つとして聴き始めただけでした。
だけどどうも歴史をひも解いていってみると、
このバンドが最初の本格的なサイケバンドとも言えるようですね。

ブルージーでガレージ色の強いサウンドを核にしながらも、
酩酊感の強さとあのエレクトリックジャグの怪しいサウンドで、
それまでにない独特のサイケデリアを表現しています。

彼らの作品の中でも特に聴き込みたくなりますね。

The Electric Prunes "I Had Too Much To Dream (Last Night)" (1967.4-1st)
[Psychedelic Rock]

こちらもサイケデリックムーブメントを支えたバンドの1つですが、
この作品は中でもストレートなサイケデリアが表現されていますね。
#2を聴いたときにはScreaming Treesが連想されました。
Screaming Treesに与えた影響の大きさもうかがえます。
やっぱりこういったつながりを掘り下げるのは大事ですし楽しいですね。

もちろんそういったことを横に置いても非常に聴き応えがあります。
特にこのバンドはサイケデリアの表現の幅が広く、
The Doorsに共通するサウンドがあったかと思えば、
The Beatlesに通じるようなものもチラリと見せてきたり、
いろんなサイケデリックサウンドのあり方を見ることができます。

4/2
House of Large Sizes "My Ass-Kicking Life" (1994-3rd)
[Grunge / Alternative Rock]

Pixiesからの影響を基本にしつつも、Mudhoneyのようなダルさや、
PUSAにも通じるライトさやLocal Hに近い香りなんかも感じます。
まさに80年代オルタナの正統継承者としてのグランジと言えますね。

つかみどころがなさそうだけど気軽に聴けて、
ひねくれていながらも聴いてて飽きがこないですね。

4/3
Nudeswirl S/T (1993-1st)
[Grunge / Alternative Rock / Psychedelic Rock]

ワウの多用とサイケデリックなサウンドが特徴です。
初期のスマパンとScreaming Treesがまざったような、
不思議な感覚が一貫してずっと流れてきますね。
オルタナメタルと表現されたりもしていますが、
メタリックな要素はあまり強くないですね。
強いて言えばJane's Addictionからの影響は感じますが。

4/4
Sugartooth S/T (1994-1st)
Sugartooth "The Sounds of Solid" (1997-2nd)
[Alternative Metal / Grunge / Post Grunge]

こちらはグランジやポスグラと呼ばれてはいますが、
サウンド的にはToolに非常に近いですね。
とはいえ、出てきた時代を考えるとフォロワーではなく、
同時代にToolと共通性を持ったバンドが出たということでしょう。
サウンドの基本はToolに似ていますがプログレ色は弱いです。
Toolに近いヘヴィネスを持ったバンドという感じですね。
2ndについても基本的にその路線は変わっていないです。

Truck Stop Love S/T (1993-1stEP)
Truck Stop Love "How I Spent My Summer Vacation" (1995-1st)
[Grunge / Alternative Rock]

EPはDinosaur Jr.からの影響をモロに感じさせますね。
もう直系そのものと言ってもいいぐらいです。
1stはそれに比べるともう少し幅が広がりました。
ときにカントリーっぽい面が見えるのも面白いです。
Dinosaur Jr.やThe Replacementsなどからの影響が濃厚で、
そこにノイジーなサウンドや多様な音楽性を取り入れています。

4/5
Saigon Kick "Devil In the Details" (1995-4th)
[Alternative Rock / Alternative Metal]

本来は80年代的なメタルバンドだったようですが、
この作品ではやりたい放題のオルタナ路線を突っ走ってます。
かといって、グランジやオルタナにすり寄った感じではなく、
これまでやりたいけどやってなかったことを
思い切って全部やったという勢いを強く感じます。

ワールドミュージック的な要素の大幅な導入をはじめ、
インダストリアルなどの要素もチラホラと入れたり、
興味深い試みをしながらもクオリティはかなり高いです。

King's Xあたりに近いと言われるようなので、
ひさしぶりにKing's Xも聴き直そうかなと思いました。

Dangerous Toys "The R*tist 4*merly Known as Dangerous Toys" (1995-4th)
[Grunge / Industrial Metal / Alternative Metal]

これも80年代のメタルバンドがオルタナに傾倒した作品です。
Saigon Kickが内に秘めたいろんな音楽性を総動員して
垣根を越えたオリジナリティあふれる作品を作ったのに対して、
こちらはグランジなどの影響を受けた感がかなり強いですね。

しかもAICっぽいものからNine Inch Nailsぽいもの、
さらにはやや宇宙的なアプローチをするものまであり、
やや節操なく当時の主流を取り込んだ感じもしてきます。

ただ、そうでありながらも水準がけっこう高いのですよね。
なので、固いことは置いといてこれはこれでけっこういいです。

4/6
Neil Young "Unplugged" (1993.6-AcLive)
[Folk Rock / Rock]

ちょっとニールヤングの作品を聴きたいと思ったときは、
ついこのアルバムに手を伸ばすことが多いですね。
MTVのアンプラグドをCD化したものですが、
彼の書く曲の普遍的な良さを味わうことができます。

4/7
Gin Blossoms "New Miserable Experience" (1992-2nd)
[American Trad Rock / Alternative Rock]

以前に紹介したToad The Wet Sprocketあたりに近いのですが、
そこまでR.E.M.ぽさがあるわけでもなく、もっとストレートなアプローチです。
かといってSoul AsylumやThe Goo Goo Dollsほど、
リプレイスメンツ的なパンクを下敷きにしてるわけでもないです。
そのため90年代らしいながらも素直なポップ感が強いです。
一方でカントリー色が強い曲などがあったりして、
そのあたりにルーツを持っていることを感じさせられます。
ちなみに楽曲の質はかなり高いので作品としては非常にいいです。

4/8
Latimer "Lp Title" (1995-1st)
[Grunge]

Dandelionと同郷でメンバーの関係も深いということで、
音楽的にもそれと似たNirvana/Mudhoney路線かと思いきや、
Dinosaur Jr.をよりガレージぽいアプローチで鳴らした感じですね。
けっこう宇宙的な浮遊感を感じさせるのも特徴です。

4/10
Vertigo "Ventriloquist" (1992-2nd)
[Grunge]

シアトル以外でグランジと呼ばれるバンドとしては
80年代から作品を出していたけっこう珍しいバンドです。
楽曲は80年代シアトルのBlack Flag路線に近いですが、
そこにScreaming Treesにも通じるサイケが息づいています。
1曲目の"Love Withdrawal"はやや異色な曲ではありますが、
この曲の仕上がりが特に素晴らしく聴き応えがありました。
今回発掘したバンドの中では特に興味を惹かれました。

4/11
Gnome "Fiberglass" (1993-2nd)
[Grunge]

このバンドも80年代シアトル的なサウンドを鳴らしますね。
変に商業臭を出そうとしないあたりに好感が持てます。
そしてその中にパワーポップにも通じるメロディセンスがあり、
ラウドでありながらも耳に残る不思議な感覚があります。
80年代グランジとThe Posiesの中間と呼べるかもしれません。


今回はサイケデリックサウンドの確立を果たしたバンドである
13th Floor Elevatorsの楽曲をYoutubeに選びました。
ちょっとSaigon Kickを選びたかったという気持ちもあるのですが。

サイケデリックサウンドと言っても路線は多岐に渡りますが、
The DoorsやJefferson Airplainなどが鳴らしたサウンドの
基礎を作り上げたのが一足早く生まれたこのバンドとも言えます。

このバンドの特徴はサイケ系の中ではややガレージ色が強かったこと、
そして何よりも「エレクトリックジャグ」という謎の楽器を使っていたことです。
このバンドの音には必ず「ヒュコヒュコヒュコヒュコ」という変な音が入っていて、
この奇妙な音を出しているのがエレクトリックジャグという楽器なわけです。

この動画でのヴォーカルの向かって左にバケツのようなものを持った人がいますが、
このバケツっぽいのがそのエレクトリックジャグなるものであります。
音楽の奥から聞こえてくるヒュコヒュコ音と合わせて楽しむことができます。

13th Floor Elevators "You're Gonna Miss Me" (1966) [Psychedelic Rock]
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