Alice N' Chains

[Discography]
1stDemo "Demo #1" (1986)
2ndDemo "Demo #2" (1987)
(ここに紹介した作品は全て持っていて、未聴のものはありません)

[関連の深いジャンル]
Glam Metal, Pop Metal

今回紹介するバンドはAlice N' Chainsです。

最初はMy Sister's Machineの紹介記事を書くつもりだったのですが、
そのためには先にこのバンドを紹介しておく必要があったのです。

おそらくここまで読んだ人は頭の中が「?」になっていると思います。
「Alice in Chainsの間違いではないのか?」というような感じで。

Alice N' ChainsというバンドはAlice in Chainsとは別物ですが、
名前があまりにも似ているためいろんな混乱を生む原因となっています。

Alice N' Chainsは後にAlice in Chainsを結成することになる
レイン・ステイリーがジェリー・カントレルと会う前にやっていたバンドです。

もともとはSlezeという名前でレインを含む3人で活動していました。
結成は1985年でレイン以外のメンバーはJohnny Bacolas(ベース)と
James Bergstrom(ドラム)でこの2人は後にSecond Comingを結成しています。

ここにNick Pollock(ギター)が加わり、バンド名をAlice N' Chainsとします。
これが1986年で、その後86年と87年にデモをそれぞれレコーディングしています。

その後、バンドは解散しNick PollockはMy Sister's Machineを結成します。
しばしば「Nick Pollockは最初期のAICにいた」と書かれますが、
これはAlice N' ChainsとAICを混同したことによる誤りです。

その後、レインはジェリーが始めようとしていたDiamond Lieというバンドに加入し、
そのバンドがAlice N' Chainz→Alice in Chainsと名前を変えていったのです。

Alice N' ChainsとAICが混同される原因は名前だけではありません。
AICの最初期とAlice N' Chainsの音楽性が非常に似ているのですね。

AICの最初期というとファンにとって半ば黒歴史化しつつありますが、
Motley CrueやHanoi Rocksのような路線の音楽をやっていた時期ですね。
AICのボックスセット"Music Bank"に何曲かそのタイプの曲があるので、
(自分もそうですが)熱心なファンなら聴いたことがあるかと思います。

というわけで、Alice N' Chainsの音楽性もその路線です。
そのため音楽性でいえばグランジとの関連性はほぼゼロです。

AICの初期に比べるとメタルとしての重さがやや弱めですが、
これはデモ音源の音質のせいでそう思わせてしまう面もあります。

ちなみにAlice N' Chainsという名前は否応にもガンズを連想させますが、
この名前にしたのが1986年ということからおそらくは無関係だと見られます。

さて、1986年の最初のデモ音源(3曲入り)の曲目は次のようになっています。

1. Lip Lock Rock
2. Fat Girls
3. Over the Edge

曲のタイトルからして80年代メタルの香りがプンプンとしてきます。(笑
このデモ音源の曲は全てYoutubeで聴けるので全曲紹介します。

Alice N' Chains - "Lip Lock Rock" (1986) [from "Demo #1"]

Alice N' Chains - "Fat Girls" (1986) [from "Demo #1"]

Alice N' Chains - "Over the Edge" (1986) [from "Demo #1"]

ちなみにAlice N' Chains時代の写真はこんな感じです。
一見どれが誰かわかりませんが、右下がレイン・ステイリーとのことです。

さらに1987年の2枚目のデモ音源も曲目&全曲Youtube紹介をいたします。

1. Sealed With a Kiss
2. Ya Yeah Ya
3. Glamorous Girls
4. Don't Be Satisfied
5. Hush, Hush
6. Football

("Hush, Hush"は最後の埋め込み動画に回すためここからは省いています)
Alice N' Chains - "Sealed With a Kiss" (1987) [from "Demo #2"]

Alice N' Chains - "Ya Yeah Ya" (1987) [from "Demo #2"]

Alice N' Chains - "Glamorous Girls" (1987) [from "Demo #2"]

Alice N' Chains - "Don't Be Satisfied" (1987) [from "Demo #2"]

Alice N' Chains - "Football" (1987) [from "Demo #2"]

80年代メタル的の音とはいっても、当時を彩ったバンドに比べると
楽曲面での完成度でその水準に及んでいるとは言い難い面があります。

また、似た音楽性でもAICの最初期のほうが楽曲の完成度は高いです。

ということで、AICの最初期の曲も1つ参考のために貼っておきます。

Alice in Chains - "Social Parasite" (1989) [from "Sweet Alice: Demos 1989"]

この曲はボックスセットを通じて聴いた人もそこそこいると思います。
「俺達の格好が気に食わないだって? じゃあ消え失せろ!」という歌詞で
見に来ていたレコード会社の人達を挑発したと言われているのがこの曲ですね。

面白いのはこの時期に既にレインのヴォーカルがかなり完成していた点ですね。
Alice N' Chains時代と違って、Facelift以降のスタイルと共通するものを見せています。

最初期のAICについてはいずれAICの記事で触れると思うので今回はここまでにします。

ちなみにAlice N' Chainsのメンバーは後にAIC, My Sister's Machine,
Second Comingと分かれましたが、どのバンドもサバス色の強い方向へ移行しています。

先駆者となったAICに倣ってそういう方向へ行ったとも言えそうですが。

My Sister's Machine - "Broken Land" (1993) [from "Wallflower"]

Second Coming - "Confessional (Live Ver.)" (1998) [from S/T]

それでは最後にAlice N' Chains時代の曲で少し異色な"Hush, Hush"を貼って終わります。
チョッパーを多用したベースと哀感の漂うメロディが印象的ですね。

Alice N' Chains - "Hush, Hush" (1987)


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